あらすじ: Thai ESG、保険控除、PVDの増額と、節子先輩の教えを忠実に実践してきたまさる君。
年が明け、いよいよ1月。社内で「確定申告(PIT)」の噂が飛び交い始める中、まさる君は集大成となる「税金の取り戻し(還付)」に挑みます。
■ 年明けのオフィスと、最後の壁「確定申告」
節子先輩!あけましておめでとうございます! 去年教わった節税対策、バッチリ仕込んでおきましたよ。Thai ESGも買ったし、PVDの拠出率も上限まで上げたし、保険の同意手続きも完了しました!
まさる君、あけましておめでとう! 素晴らしいわね。でも、ここで安心してちゃダメよ。これまでやった節税対策は、「確定申告(Tax Return)」で正しく申告して初めて、現金として手元に戻ってくる(還付される)んだから!
うっ……!出ました、確定申告! タイ語の書類と格闘して、言葉の通じない税務署に並ばなきゃいけないんですか……!?(急に不安顔)
大丈夫(笑)!今のタイの確定申告はオンラインで完結するし、ポイントさえ押さえれば英語画面で誰でも簡単にできるのよ。
■ 確定申告の「時期」と「必要なもの」
まさる君: オンラインでできるんですか!よかった〜! 具体的にいつ、何を準備すればいいですか?
節子先輩: まずはスケジュールと必要書類を整理しましょう!
1. 申告のスケジュール
期間が決まっているから気をつけてね!まさる君
申告期間:毎年 1月1日 〜 4月8日前後(※オンライン申告の場合)
※紙で申告する場合は3月末までだけど、オンラインの方が期限が長くて便利よ。
2. 準備する3大セット
この3つを用意してね!
① 源泉徴収票(50 Tawi / 50 タウィー)
- 1月〜2月頃に会社の人事(HR)や経理から発行される超重要書類。1年間の「総収入」「引かれた税金」「PVD積立額」が全部載ってるわ。
② 節税商品の証明書(Tax Certificates)
- Thai ESG / RMF:買った銀行や証券会社のアプリからPDFでダウンロード。
- 保険:保険会社のマイページからダウンロード(※事前に「節税利用の同意」をしておくこと)。
③ 還付金をもらうタイの銀行口座
- PromptPay(プロンプトペイ)に登録してある口座か、通帳のコピーを用意。
なるほど!まずはHR(総務)から「50 Tawi」をもらって、銀行アプリからThai ESGのPDFをダウンロードすれば準備完了ですね!
■ オンライン申告の実況中継!
準備ができたらポータルサイトにアクセスしてね!
ステップはたったの5ステップよ。
節子先輩: タイ歳入庁(Revenue Department)のポータルサイト(https://efiling.rd.go.th/)にアクセス! 画面の右上で「English」を選べば英語表記になるわ。
確定申告(P.N.D.91)の5ステップ
5つのステップ
- ログイン:納税者番号(Tax ID)またはパスポート番号でログイン。
↓ - 収入の入力:「50 Tawi」を見ながら、1年間の給与総額と既に払った税金を入力。
↓ - 控除の入力(★ここが本番!):
・基礎控除(費用控除10万B+本人控除6万B)は自動計算されるわ。
・PVDの金額を入力(50 Tawiに書いてある数値を転記)。
・Thai ESG、保険の金額をそれぞれの枠に入力!
↓ - 還付金の確認:すべての数値を入れ終わると、画面の下に「あなたに還付される税金:〇〇バーツ」と緑色で表示されるわ!
↓ - 申告送信&還付金の申請:「還付金を口座に振り込む」にチェックを入れて送信すれば完了よ!
まさる君: えっ、これだけですか!?思ったよりずっとシンプルですね!
■ 意外な落とし穴と「提出リクエスト(Audit)」の対処法
節子先輩、何か「やってしまいがちな失敗」とか注意点はありますか?
すごく良い質問!駐在員がよくハマる3つの落とし穴があるの。
落とし穴
落とし穴①:「保険の同意ボタン」を押し忘れている
保険会社側で「税金控除に使います」という同意(Consent)手続きをしていないと、申告しても弾かれちゃうことがあるの。
落とし穴②:申告後に「書類を出せ」と通知が来る
申告して数日〜1週間後、歳入庁のサイトで「証明書(50 TawiやThai ESGのPDF)をアップロードしてください」と赤文字でリクエストされることがあるわ。通知が来ていないか、申告後もたまにサイトをチェックしてね!
落とし穴③:退職・本帰国のタイミング
もし年途中で本帰国する場合は、帰国前にWebで申告するか、会社の人事に相談して前倒しで手続きを進める必要があるわ。
まさる君: なるほど!申告ボタンを押して終わりじゃなくて、数日後に「書類アップロードの通知が来ていないか」確認するのがコツなんですね。
■ 「微笑みの国」で本当に微笑んだまさる君 (〜数週間後〜)
まさる君: (スマホの通知音:ピコン♪) ……ん? タイの銀行アプリから通知が……。
タイの銀行
『歳入庁(Revenue Department)より 62,000 THB の振込がありました』
まさる君: ……ろ、ろくまんにせんバーツ!? うわあああぁぁぁ!! 本当に税金が戻ってきたーーー!!!(節子先輩のもとへ猛ダッシュするたつぞー)
まさる君: 節子先輩!! 見てくださいコレ!! 確定申告の還付金、6万2000バーツが僕の銀行口座に振り込まれました!! 半年前、給料明細を見て「微笑めない税金…」って泣いていた僕が、ついにタイで微笑むことができましたよ!!
節子先輩: (笑顔で拍手) おめでとう、まさる君! Thai ESG、保険、PVD……仕組みを正しく理解して、自分から動いた成果ね。 6万2000バーツあったら、バンコクの高級ルーフトップバーで極上の夜景を見ながら、ガパオライスとシンハービールが何百杯飲めるかしら?笑
何百杯でも飲めます!!笑 節子先輩、本当にありがとうございました!タイの税金システム、知れば知るほど面白いですね。これで僕も胸を張って「タイ節税マスター」を名乗れます!
フフフ、これにて「まさる君のタイ節税ロードマップ」は完全制覇ね! これからも賢くお金を守って、最高のタイ駐在生活を楽しんでね!
(完)
まさる君の節税内訳解説
まさる君の例を解説したいと思います。
控除前の課税所得(約194万バーツ)がタイの累進課税における「100万〜200万バーツの階層(税率25%)」に位置しているため、今回投入した合計26万バーツの控除はすべて25%の最高税率ゾーンからダイレクトに差し引かれました。
実際にシミュレーターにかけた場合にも同じ結果となっているのが分かると思います。


- PVD(9万THB/年):+22,500 THB 節税(25%適用)
- RMF(5万THB/年):+12,500 THB 節税(25%適用)
- Thai ESG(10万THB/年):+25,000 THB 節税(25%適用)
- 医療/生命保険(2万THB/年):+5,000 THB 節税(25%適用)
↓ 実際にシミュレーターを使ってあなたの条件で計算してみてください。 ↓
「タイでの所得税控除・節税対策! PVD・RMF・Thai ESGなどを入力し控除額をシミュレーション」
タイでの所得税控除・節税対策! PVD・RMF・Thai ESGなどを入力し控除額をシミュレーション
まさる君の節税ポートフォリオ
所得控除額:合計 260,000 THB の内訳
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Thai ESG(国債型) 5年保有・30万B独立枠100,000 THB+25,000 THB 節税
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PVD(給与5%積立) 月額7,500 THB(50万枠内)90,000 THB+22,500 THB 節税
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RMF(年金型投資信託) 50万枠の余り分を活用50,000 THB+12,500 THB 節税
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個人一般生命保険 タイ国内の生命保険20,000 THB+5,000 THB 節税