前回までのあらすじ: Thai ESGに続き、ステップ2の「保険控除」もマスターしたたつぞー。自身の保険契約を見直し、会社のアカウンティング(経理)ともスムーズにやり取りできるようになり、すっかりマネーリテラシーが高まりました。そんなたつぞー君、いよいよ節税の「最後の本丸」に挑むべく、再び節子先輩のもとを訪れます。
■ すっかり「マネー通」になったたつぞー君
節子先輩、こんにちは! 先日の保険控除、会社のアカウンティングに確認して書類の準備もバッチリ終わらせました!
たつぞー君、素晴らしい!最初の頃は「タイの税金高すぎ…」って頭を抱えていたのが嘘みたい。すっかり「タイ節税マスター」の顔つきになってきたわね。
へへへ、節子先輩のおかげです。 で、ですね……実は最近、社内の同僚と話していたら「PVD」と「RMF」というワードが出てきまして。「たつぞー君、節税やってるならPVDの掛け金上限上げた?」って言われたんです。 これって、以前言っていた「年金グループの枠」ですよね?
素晴らしい!ついに節税の最深部、「ステップ3:PVDとRMF」にたどり着いたわね! そう、ここを攻略すればタイでの節税ロードマップは完全攻略(コンプリート)よ!
■ 【最優先】会社の「PVD(プロビデントファンド)」は神制度!?
たつぞー君: 教えろと言わんばかりの準備をしてきました(笑)。 まず、PVDから教えてください!
節子先輩: PVD(Provident Fund:従業員積立基金)は、会社と従業員が一緒に積み立てる退職金制度のこと。 結論から言うと、会社にPVD制度があるなら、絶対に上限まで掛けるべき「神制度」なの!
たつぞー君: 神制度!?なんでですか?
節子先輩: 最大の理由は「会社のマッチング(補助)」があるから。 例えば、たつぞー君が毎月給料の5%(仮に5,000バーツ)をPVDに積み立てるとするでしょ?そうすると、会社も同じように5,000バーツをたつぞー君のPVD口座に上乗せして振り込んでくれるのよ!
たつぞー君: ええっ!?自分のポケットから5,000バーツ出したら、その瞬間に1万バーツに増えるってことですか!?
節子先輩: そういうこと!つまり積立の瞬間に「リターン100%」が確定するの。しかも、自分が拠出した5,000バーツ分は、そのまま全額所得控除(非課税)になるわ。
たつぞー君: ノーリスクで資金が2倍になって、さらに税金も安くなる……!?まさに神制度じゃないですか!知らずに今までスルーしてました……泣きそうです。
節子先輩: (笑)。勤続年数によって退職時に会社拠出分を全額もらえるかのルール(ヴェスティング・スケジュール)はあるけど、入らない理由がないの。明日、速攻で人事(HR)に行って「PVDの拠出率を上限まで上げたいです」と言っておいで!
■ 最後のパズル「RMF」と「50万バーツの枠」
たつぞー君: 明日一番でHRに突撃します! じゃあ、最後の「RMF(退職投資信託)」はどういうポジションなんですか?
節子先輩: PVDとRMFは、税法上で「年金グループ(上限:合算で年間50万バーツまで)」という同じ箱に入っているの。
【年金枠(上限50万THB)の優先順位】
1. 会社の「PVD」に積めるだけ積む(会社のマッチングがあるため最優先!)
↓
2. 50万THBから「PVDの年間拠出額」を引いた【余り枠】で「RMF」を買う!
たつぞー君: なるほど!PVDで埋まりきらなかった余りの枠を、RMFで埋めていくイメージですね。
節子先輩: その通り!ただ、RMFを買う時は1つだけ大きな注意点があるの。覚えている?
たつぞー君: フフフ、今の僕は一味違いますよ。「55歳になるまで解約できないルール(55歳+5年保有)」ですよね!
節子先輩: 素晴らしい!!大正解! だからRMFは、「タイに長期滞在・永住する人」や「55歳過ぎまでタイの口座を維持して運用し続けられる人」向けの商品なのよ。
たつぞー君: もし僕が「あと2〜3年で日本に本帰国するかも」という場合は、RMFはどうすればいいですか?
節子先輩: その場合は、RMFは無理に買わなくてOK! 帰国時期が近いなら、「PVD(会社のマッチングを享受)」+「Thai ESG(5年保有でOK)」の2つをメインにして、確実に手取りを増やして帰国するのが一番賢い戦略よ。
■ 完全攻略!たつぞー君のタイ節税ロードマップ
たつぞー君: めちゃくちゃスッキリしました! 僕の節税ロードマップが完全に完成しましたね!
ロードマップ
- 【完了】Thai ESGを購入(5年保有でOKの30万バーツ独立枠)
- 【完了】医療保険の控除を確認(タイの保険で2万5千バーツ枠を活用)
- 【次に実施】会社のPVD拠出額を上限まで引き上げる(会社のマッチングで最強リターン)
- 【滞在期間に合わせて】余った年金枠でRMFを検討する
節子先輩: 100点満点のロードマップ! タイの所得税率は高いけど、こうやって制度を組み合わせてフル活用すれば、年間で数万〜十数万バーツ(数十万円相当)の手取りが変わってくるわ。その浮いたお金で、たまには美味しいマンゴーや高級タイ料理でも楽しんでね(笑)。
はい!最初は「税金高すぎ…」って絶望してましたけど、仕組みを知るとパズルみたいでめちゃくちゃ楽しかったです。節子先輩、今まで本当にありがとうございました!
どういたしまして!これからも賢く資産を守って、タイ生活を満喫してね!応援してるわ!
(完)