皆さんサワディーカップ!Tatsuzooです。
タイ在住者です。タイで株式投資をやりたいのですがよくわかっていません。どうやって始めればいいですか?
タイの株式投資、SETの始め方を説明しましょう。
タイにも日本と同じように証券所があり、多数のタイ企業が上場しているのは知っていますか?
わかってはいても日本との違いなど細かいことまでは実際にやっていないとなかなか知らないですよね。
そんな方のために、今回はタイ株SETの始め方についてお届けします。
目次
タイ株 SETとは?
SETとは
タイ証券取引所が取引を行っている Stock Exchange of Thailand の頭文字を取った呼び方
大手企業を中心に500社以上が上場
タイ証券取引所にはメイン市場のSET以外に、新興市場の mai(Market for Alternative Investment)があります。
タイ株式市場は売買が非常に活発で、近年のタイ証券取引所売買代金はシンガポール取引所を上回り、ASEAN地域で最も売買が活発な市場となっています。
タイ株がおすすめな理由
タイ株がおすすめな理由
- キャピタルゲインが非課税
- 差金決済ができるため効率的にデイトレードが可能
- 日本株と比較して少額から取引が可能
- 高配当銘柄が多数
キャピタルゲイン
株を買ったときと売ったときの差益が非課税
差金決済
当日内に同一銘柄を、売→買→売、買→売→買、の取引を行うことです。日本ではこの最後の売り、または買いができません。
小額から取引き可能
SETは100株単位の購入ですが数バーツのものからあり割と安く購入できます。
高配当多数
平均配当利回りは東証一部の1.8倍で3.3%あります。(コロナの影響で現状大きく変わっている可能性があります。)
SETの売買=SBIタイオンライン証券【おすすめ】
SETを扱うためには証券口座を開設する必要があります。
タイに住む日本人が開設するのに現状最も適している証券会社はSBI Thai Online証券(タイオンライン証券)です。
SBIタイオンライン証券の理由
- 手数料が安い(オンライン証券一の0.075%)
- オンラインのためいつでもどこでも操作PCやスマホから操作が可能で入出金の方法も簡単
- 入会や問い合わせが日本語対応可能(日本語を話せるタイ人の方が対応してくれます)
出典:SBI Thai Onlineウェブサイト
500万バーツ以下⇒手数料:0.075%
かなり安いですよね。
SETの取り引き時間
SETの取引時間は日本の東証と同じで前場、後場に分かれています。
前場:10:00~12:30
後場:14:30~16:30
時間はタイ時間(日本との時差+2時間)
SBIタイオンライン証券口座開設方法
step
1必要なものを準備
口座開設条件
- タイに居住の方
- 年齢20歳以上の方
- タイの銀行口座(※)をお持ちの方
- タイの携帯電話番号をお持ちの方
- タイの緊急連絡先をお持ちの方
※銀行口座はこの中から
バンコク銀行、サイアム商業銀行、カシコン銀行、クルンシー銀行のいずれか
口座開設に必要なもの
- パスポート
- 銀行口座
上記が準備できたらSBIタイオンラインのウェブサイトから申し込みを行います。
step
2下のフォームより、ご自身の情報を入力
口座開設書類が郵送されて来ます。
(私の場合、口座開設書類は1週間ほどで届きました)
step
3届いた口座開設書類に必要事項を記入
資料に同封されている返信用封筒で郵送します。
step
4Eメールでご自身に口座開設申込受付完了メールを受信
私の場合、営業日で7日ほどかかりました。
step
5オンライン(ZOOM)で本人確認
完全予約制のため、あらかじめ当社日本語サポートデスク(support_jp@sbito.co.th) にEメールで予約します。
当日時間になるとSBIタイからZOOMでCallがかかります。
パスポートを映しての本人確認といくつかの質問に答えて終わりです。
所要時間は約5分なので、仕事の休憩時間での対応が可能です。
step
6審査完了でEメールでユーザーネームとログインパスワードを受信
アプリをインストールしてログインしたら完了
(Streamingというアプリが一番有名で私も使っています)
口座を開設や銀行口座から入金するだけなら無料です。
売買が成立して初めて手数料が発生します。
また、一度口座開設してしまえば、日本に帰ってからも口座を維持することが可能です。
(銀行口座と電話連絡先を継続して残す必要有)
NVDR(Non-voting Depository Receipt:無議決権預託証券)の設定
最後に忘れてはならないのがNVDR(Non-voting Depository Receipt:無議決権預託証券)のチェックです。
NVDRとは
NVDRとは、Non-voting Depository Receipt:無議決権預託証券の頭文字を取ったもので配当はつくけど議決権を持たないタイプのローカル株です。
NVDRの設定を忘れて株を購入してしまうと、配当が貰えません。
なんだか難しそうに聞こえますが、やることとしてはアプリ内でNVDRの項目にチェックを入れるだけです。
簡単ですがこれを忘れるとかなり損をすることになるので注意してください。
外国人はタイ株を購入するとき保有する株数割合に制限をつけられているため、ローカル株とフォーリン株に分かれています。
ローカル株:配当の権利なし
フォーリン株:発行枚数が少ないため流動性が低く取引成立しづらい
そこでローカル株をNVDRで取引することで議決権なしで、配当の権利のある株を購入することが可能になるのです。
ポイントのまとめ
設定後、購入する銘柄のティッカーシンボルの後に 「-R」が付いていることを確認してください。
「-R」が付いていれば正常にNVDR株が購入できているので必ず確認してくださいね。
まとめ
今回はタイ証券のSETとSBIタイオンライン証券のご紹介をさせていただきました。
SBIタイオンライン証券は日本語対応可能でさほど難しくなく株式トレードを始めることが可能です。
タイ在住のタイミングが始めるチャンスです。
検討してみてはいかがでしょうか。
※当記事はタイ株式の売買を推奨または勧誘するものではありません。株式には価格の変動等により損失が生じる恐れがありますので、理解した上で行ってください。